PHILOSOPHY

アスリートが抱く能力の限界という固定観念を、
世界トップレベルのトレーニングシステムで覆し、
日本のスポーツ界のさらなる発展に貢献する。

代表挨拶

どのようなスポーツにおいても、アスリートが常に最高の競技パフォーマンスを発揮し、彼らの目標や夢をひとつひとつ実現していくためには、『心』・『技』・『体』すべてにおいて分相応の準備が出来ていることが必要不可欠です。そのなかでも『体』はアスリートの大きな礎となるものです。土台となる『体』が万全でないかぎり、高い次元での『心』や『技』の準備は困難でしょうし、またそれらを競技において存分に発揮していくことも難しくなるでしょう。このように、アスリートの競技パフォーマンスを語るうえで“体を鍛え上げること”の重要性は、誰もが理解するところだと思います。

アスリートの『体』は、これまでの積み重ね・プロセスの総和であり、それはアスリートによって千差万別で、一朝一夕では劇的な変化を望むことのできないものです。このためフィジカル面に不安のあるアスリートは多くの場合、短期間で合理的に競技成績を上げていくために『心』(メンタルマネジメントなど) や『技』(高度な専門技術の習得や動作改善など) に傾倒して活路を見出そうとします。これはこれでひとつの方法だと思います。実際のところ、多くの日本のトップアスリートがおかれている状況はこれに当てはまるのではないでしょうか。しかしながら一方で、『体』の個人差をこれまでの積み重ねによるものではなく、人種の違いなど遺伝による差、つまり“持って生まれた能力の差”によるものとして根本的にあきらめ、“時間をかけて体を鍛え上げる”という抜本的解決には目を向けないままに、ただ技術論や方法論ばかりにとらわれてしまっているアスリートも多いと感じています。「日本人は欧米やアフリカの選手に比べ、フィジカル面で恵まれていない分、技術や戦術、それに動きの俊敏性や巧緻性で世界と戦っていく必要がある…」このような話を耳にしたことはありませんか。私はこのような固定観念こそが多くのアスリートの可能性を狭めてしまっていると強く感じています。

確かに遺伝による影響がないわけではありません。しかし実際のところ、私は『体』の個人差は、主に後天的な要素、特に日々のトレーニング質量の違いによるところが大きいと考えます。私は長年アメリカでフルタイムのストレングス&コンディショニングコーチとして、所属先の学生アスリートはもちろん、オリンピックメダリストやNFL、NHL、MLBなどこれまで数多くのプロ選手のオフシーズン期間におけるトレーニングも担当してきました。また日本帰国後は、国立スポーツ科学センターに所属し、複数の競技団体のナショナルチーム強化にも携わってきました。このなかで、私はトップアスリートにはトップアスリートであるが所以の、彼らの日常、競技やトレーニングに対する日々の献身的でストイックな姿勢や取り組みを目の当たりにしています。なかには体格的に恵まれていない、もしくは特筆した運動能力があるわけでもないにも関わらず、それを補って余りある日々のハードワークでトップレベルにまで昇りつめ、今でも現役で活躍しているアスリートもいます。確かに“素質”などと表現されるような先天的な能力も競技レベルが上がれば上がるほど重要になってくると思います。ただし、先天的に高い能力を備えていたとしても、それらを実際の競技において最大限に引き出すことが出来なければ何の意味もありません。アスリートにとっては、潜在的な能力よりも“今なにができるのか=これまでの積み重ねの総和”の方がより重要になってくるものだと私は考えます。持って生まれた能力はともかくとして、フィジカルコンディションであれば日々の努力次第でいくらでも向上させることが出来ます。

長期的視野でアスリートの競技人生を考えると、一見まわり道のように思えるフィジカルコンディションの向上こそ、競技パフォーマンスをより高い次元にまで引き上げていくための、一番の近道になると私は信じています。Athlete Development Edge (アスリート・ディベロップメント・エッジ)は、クイックリフトやフリーウェイトエクササイズはもちろんのこと、プライオメトリック、ファンクショナル/バランスや体幹エクササイズ、そしてスピード&アジリティトレーニング等々全てがひとつの方向性をもって有機的に結びつき、アスリートの『体』を競技にとって最適・最高な状態に引き上げていくことのできる、世界最高水準の、国内では類を見ない『トータルパッケージトレーニングシステム®』を提供することが出来ます。

また私たちAthlete Development Edgeは、ただアスリートの体を鍛え上げるだけでなく、体調管理、そしてそれを可能にする環境づくり等々、様々な分野のプロフェッショナルがひとつのチームとなって、多面的アプローチで包括的にサポートできる体制を整えております。アスリートの抱く夢や目標とするところが高ければ高いほど、道のりは長く、当然そのためのトレーニングも相当に厳しいものとなります。ただAthlete Development Edgeはこのシステムで、アスリート自身が考える限界の先まで能力を引き上げ、潜在能力を最大限に引き出し、その夢や目標を実現していきます。

Athlete Development Edge 合同会社
代表 田村謙太郎